千と千尋の神隠し サウンドトラックCD

千と千尋の神隠しが公開された当時、上映前に座席に座って待っている間に流れていたのが「あの夏へ」という曲でした。
ジブリ音楽はどの曲もとても好きなのですが、この曲は明るいわけでも暗いわけでもない、切ないような懐かしいような気持ちにさせてくれる曲です。
千尋が不思議の国へ行って、成長してそこからまた元の世界へ戻るという夏の束の間の思い出にぴったり合う曲だと思います。
ピアノの主旋律と後ろで静かに奏でられるヴァイオリンの音がすばらしいです。
もう一曲特に好きな曲は「6番目の駅」という曲です。
これにもピアノが使用されています。映画のシーンでも千尋一人で試練に向かう道のりの途中といったところで、会話もなくただ電車に乗っているシーンなのですが先に何が待ち受けているかわからない不安・そしてそこに行くまでの不思議な景色が幻想的でこの音楽によって余計にシーンを引き立たせていると思いました。
その後に収録されている「ふたたび」という曲はそれまでの怒涛の展開から静への流れを一気に変える幸せなメロディーが流れます。
映像を見なくても音声だけでここで何かが解決し、ハッピーエンドへ向かっていくんだなということを予感させるような曲です。
何回か同じメロディーを繰り返した後、大きなサビに向かう前の静けさが好きです。
映画の中でも重要なシーンなのでこの後の高揚感はすごいと思います。
最後に主題歌でもある「いつも何度でも」が流れるわけですが、千と千尋のCDは音声のみでも話の内容がわかるような流れになっていると思います。
どこのシーンの曲であるかわからない、といったものがありませんでした。
夏になったら聞いてみたくなるCDです。